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2010 年度 実績報告書

国際理解教育のワークショップ型教員研修における実践への促進・阻害要因に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 20530863
研究機関文教大学

研究代表者

今田 晃一  文教大学, 教育学部, 准教授 (40342969)

研究分担者 手嶋 將博  文教大学, 教育学部, 准教授 (90364736)
多田 孝志  目白大学, 経営学部, 教授 (50341920)
キーワード教育学 / 国際理解教育 / 教員研修 / ワークショップ / ICT活用
研究概要

国際理解教育の授業づくりのための教員研修は多く行われているが,その参加者が実際に実践までつながるような事例は極端に少ないのが現状である。そこで本研究では,国立民族学博物館との連携による授業づくりを題材としたワークショップ型教員研修を3年連続で行った。その参加者合計30名を追跡調査し,どれぐらいの参加者が実践までいたったのか。また実践につながるための促進要因と阻害要因は何かを明らかにし,今後の教員研修の在り方を検討するのがその目的である。
結果、実践につながる参加態勢については、同一校複数以上の研修参加が有効であることが明らかになった。研修終了後も実践について、相談できる相手がいるかどうかが重要であり、同一校で2名または3名の場合はほぼ何らかの実践を行っていたことがわかった(3年間で3組)。逆に研修後、実践を計画する段階で相談できる人、関連する資料の入手が困難であることが実践への阻害要因として大きいことも明らかになった。
そこでインターネットを含むICTを活用した研修用の資料やデジタルコンテンツの提供、それらを使いこなすための教員研修の実践(月に1回)と、有効な情報機器(デバイス)のあり方について検討した。結果、タブレット型情報端末であるiPadが有効であることが明らかになり、多くの国際理解教育の授業がこの研修会を通じて実践された。

  • 研究成果

    (7件)

すべて 2011 2010 その他

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (1件) 図書 (2件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] タブレット型情報端末(iPad)を用いた授業づくりの可能性2010

    • 著者名/発表者名
      今田晃一・大西久雄・村山大樹
    • 雑誌名

      文教大学大学院教育学研究科「教育研究ジャーナル」

      巻: VOL.3No.1 ページ: 11-12

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 教員に求められている資質とは-国際比較の視点から-2010

    • 著者名/発表者名
      手嶋將博
    • 雑誌名

      文教大学教育研究所『教育研究所紀要』

      巻: 第19号 ページ: 51-58

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 国際理解教育における博物館活用の可能性(6)、「民博のデジタル・コンテンツを利用した授業づくり」2010

    • 著者名/発表者名
      今田晃一
    • 雑誌名

      日本国際理解教育学会「紀要」

      巻: 第16号 ページ: 105

    • 査読あり
  • [学会発表] タブレット型情報端末機(iPad)の有用性~博学連携ワークショップでの実践より~2011

    • 著者名/発表者名
      今田晃一・日比野功・木村慶太・長田朋之
    • 学会等名
      日本国際理解教育学会 第21回研究大会発表要旨集
    • 発表場所
      京都橘大学(印刷済)
    • 年月日
      20110616-20110617
  • [図書] ICT活用で授業を活性化!デジタル教材かんたんレシピ2010

    • 著者名/発表者名
      今田晃一監修・大西久雄・細野弘美著
    • 総ページ数
      184
    • 出版者
      開隆堂
  • [図書] 教育課程のフロンティア(分担執筆:今田晃一)(第8章「学社連携と教育課程~博物館との連携を中心として~」(pp78-84))2010

    • 著者名/発表者名
      大津尚志編著, 今田晃一分担執筆(8章)
    • 総ページ数
      197
    • 出版者
      晃洋書房
  • [備考] URLを記載すること。民博の教員研修用に作成したwebページ

    • URL

      www.imadaivugyoudukuri.com

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公開日: 2012-07-19  

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