研究概要 |
a班:支援プログラム作成…幼児期(年長組)を対象に、「学校にうまく行けるように!」と称した集団活動の活動展開例と社会性の育成要素を含んだ遊びと「学びの芽生え」と称した個別活動における卒園までに一人ひとりが身につけたい社会スキルー覧をプログラム化した。作成した集団活動のプログラム「知的・発達障害のある幼児の就学支援プログラム学校にうまく行けるように!」は、「インクルージョン保育・幼児教育ミニハンドブックII」(橋本・大伴監修,東京学芸大学刊行,2008)として成果をまとめた。 b班:事例データベース構築班…東京学芸大学教育実践研究支援センター発達障害電話相談窓口への電話相談および東京学芸大学での教育相談事業での支援事例について、学校(園)不適応を示した発達障害児への学習・行動・コミュニケーション支援プログラムを適用した事例を整理分析し、電子化情報によるデータベース化を行った。 c班:フィールド適用検討班…学齢期(小1)の「友達とうまくつきあう遊び」(集団活動)と称した活動展開例と社会性の育成要素を含んだ遊びと、「1年生の基本」(個別活動)と称した基本的な生活習慣・学習習慣・対人関係などの社会スキルー覧のプログラムを、東京学芸大学附属特別支援学校の幼稚部、小学部で適用した。支援プログラムは場面(個別、集団活動)別、活動別(朝の集まり、音楽遊び、運動遊び、個別遊び、日常生活の指導)ごとに適用し、成果を検討した。
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