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2010 年度 実績報告書

ポータルサイト構築による成人期知的障害者の情報活用能力育成と学齢期との接続の研究

研究課題

研究課題/領域番号 20530884
研究機関滋賀大学

研究代表者

黒田 吉孝  滋賀大学, 教育学部, 教授 (40111885)

研究分担者 太田 容次  滋賀大学, 教育学部・附属特別支援学校, 教諭 (60435831)
大杉 成喜  滋賀大学, 教育学部・附属特別支援学校, 教諭 (10332173)
キーワード知的障害 / ポータルサイト / 情報活用能力 / 社会参加
研究概要

卒業生と在校生とが電子掲示板で結ばれた相互に学びあう「学びの共同体」=「コミュニティサイト」を構築しようとした。その目的は,(1)知的障害者の就労に必要な情報や情報モラル育成に関するコンテンツ等を掲載したサイトを構築し,自発的・共同的な学習機会を提供すること(2)在校生は,学校での座学や実習を通した学びを基盤にしつつ,電子掲示板を通しての卒業生との関わりを通して卒業後への自覚を形成すること(3)卒業生は,現場でのより具体的で専門的な学びを在校生と共有することで自らを振り返り,自己認識を向上すること(4)知的障害者による自発的な学びの共同体によるキャリア教育の可能性と支援の方法を検証することであった。同時に、携帯電話使用におけるマナーや電子掲示板に書き込む際のモラル等について,学校において基本的な学習を同時におこなった。
ポータルサイトを構築し,Web携帯による,職場実習を基盤にした高等部生徒のコミュニケーションの育成と生徒自身の活用の実態をテキストマイニングの手法によって分析・検討した。また,卒業生へもWeb対応携帯電話を貸与し,活用実態の分析・検討をおこなってきた。一般就労している,知的障害の程度が比較的軽度の人であっても,学校での情報機器の活用についての系統的な教育的支援がなければ,情報機器を使っての仲間や在学生との意味ある情報交流等が困難であること,また,学校での電子掲示板を使った,多地点を結んでの体験交流や複数校による協同作業学習等の「学びの共同体」の経験が,職場実習等での体験交流を情報機器を活用することで円滑にさせ,勤労意識等を高めることを明らかにした。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 特別支援教育における遠隔共同学習に関する研究2010

    • 著者名/発表者名
      太田容次, 黒田吉孝
    • 雑誌名

      滋賀大学教育学部附属教育実践総合センター紀要

      巻: Vol.18 ページ: 71-78

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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