研究課題
基盤研究(C)
本研究では,近代日本における鉄道業の急速な発展の要因を,19-20世紀転換期の国際環境の影響という視点から再検討した.それに際しては,日英米の一次史料を用いるmulti-archival approachの経営史研究への積極的な導入をはかった.その結果,英米独による機関車世界市場をめぐる国際競争の激化が,機関車の価格低下,納期短縮,品質向上といった鉄道会社に有利な環境を生み出し,日本鉄道業における企業勃興の背景となったことが明らかになった.
すべて 2010 2009
すべて 学会発表 (2件) 図書 (3件)