リアルオプションとナイト流不確実性の融合とその応用

2010 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 20539005
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 財政学・金融論
• 研究機関: 岡山大学
• 研究代表者: 浅野 貴央 岡山大学, 大学院・社会文化科学研究科, 准教授 (40423157)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2010
• キーワード: リアルオプション / ナイト流不確実性

研究概要

本研究プロジェクトでは、従来の不確実性の概念であるリスクでは捉えきれなかった、より広い意味での不確実性を捉えることが出来る「ナイト流不確実性」まで不確実性の概念を拡張した上で、リアルオプションの理論を考察した。研究成果として、国際経済学に関する研究、環境経済学に関する研究を、それぞれ国際的学術誌に掲載するに至った。

研究成果

• [雑誌論文] Risk and Uncertainty in Health Investment (2011)
  • 著者名/発表者名: Takao Asano, Akihisa Shibata
  • 雑誌名: European Journal of Health Economics Vol.12 ページ: 79-85
  • 査読あり
• [雑誌論文] Precautionary Principle and the Optimal Timing of Environmental Policy under Ambiguity (2010)
  • 著者名/発表者名: Takao Asano
  • 雑誌名: Environmental and Resource Economics Vol.47 ページ: 173-196
  • 査読あり
• [雑誌論文] Optimal Tax Policy and Foreign Direct Investment under Ambiguity (2010)
  • 著者名/発表者名: Takao Asano
  • 雑誌名: Journal of Macroeconomics Vol.32 ページ: 185-200
  • 査読あり
• [雑誌論文] Portfolio Inertia and Epsilon-Contaminations (2010)
  • 著者名/発表者名: Takao Asano
  • 雑誌名: Theory and Decision Vol.68 ページ: 341-365
  • 査読あり
• [学会発表] Entrepreneurial Choice and Knightian Uncertainty (2010)
  • 著者名/発表者名: Takao Asano
  • 学会等名: 日本経済学会2010年秋季大会
  • 発表場所: 関西学院大学
  • 年月日: 2010-09-19
• [学会発表] An Ambiguity-Free Asset and its Bid-Ask Spread under Max-min Expected Utility (2010)
  • 著者名/発表者名: Takao Asano
  • 学会等名: 日本ファイナンス学会2010年大会
  • 発表場所: 上智大学
  • 年月日: 2010-05-23
• [学会発表] Optimal Pricing and Quality Choice of a Monopolist under Knightian Uncertainty (2009)
  • 著者名/発表者名: Takao Asano
  • 学会等名: 日本ファイナンス学会2009年大会
  • 発表場所: 青山学院大学
  • 年月日: 2009-05-09
• [備考] ホームページ等
  • URL: http://www.e.okayama-u.ac.jp/~asano/index_e.html