研究概要 |
平成21年度交付申請書に記載した研究実施計画にそって行った活動を以下に記載する。平成20年度は平成20年5月1日から平成21年2月28日まで活動の拠点を東京に移し研究に従事したが、平成21年度は、奈良教育大学を拠点に研究に従事した。下記(学会発表欄に記載)の通り各研究集会において研究発表を行なったことを報告する。特に、小研究集会「局所コホモロジー加群とその周辺09」を平成21年9月28日(月)~9月30日(水)の日程で奈良教育大学にて開催した(開催地:奈良教育大学, 世話人:川崎謙一郎(奈良教育大学))。本研究集会は、最新の結果を発表することも含めたが、基本的に本研究主題に関わる既知の理論の学習会とした。また、本研究に関わる研究成果を社会・国民に発信する活動の一環として、教育関係分野に関する講演会も同時に行った。同様の研究集会を平成20年8月1日(金)~8月4日(月)の日程にて日本女子大学で行った(本研究代表者が主催)が、その継続版の研究集会である。また、本科学研究費の一部補助を得て、第31回可換環論シンポジューム(場所:ホテルアウィーナ大阪、開催期間:平成21年11月24日(火)から11月27日(金)まで)の世話役の一人として本会運営を遂行することができた。 昨年度を含め当該年度の研究成果については、マックス・プランク研究所に赴き、研究関係者と直接議論を行い、得られた成果の本質的な部分をチェックした。活字論文として集約したものは、現在、査読審査中である。現時点は3年間の研究期間の途中であり、平成21年度交付申請書に記載した研究目的については、継続して平成22年度も同様の研究目的にて研究活動を行う予定である。当該年度末までの成果としては、本研究主題に関わり数学教育分野への応用について得られた成果が主になる。
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