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2009 年度 実績報告書

代数的同境界理論とモチビックコホモロジーの研究

研究課題

研究課題/領域番号 20540061
研究機関茨城大学

研究代表者

柳田 伸顕  茨城大学, 教育学部, 教授 (20130768)

研究分担者 岡安 隆  茨城大学, 教育学部, 教授 (00191958)
工藤 研二  茨城大学, 教育学部, 講師 (00114017)
キーワードモチビックコホモロジー / 代数的同境界理論
研究概要

研究実績の概要の要旨は次のようなものである。最初に代数的同境界理論を計算し、その後にChow環を、さらにmotivicコホモロジーまでも計算しようというのが当研究の方法である。対象とする空間は群の分類空間と2次形式で定義される代数多様体(quadrics)を主に研究を行う計画である。数年前より、去年にかけて、Voevodosky, Rost, Suslinの論文が発表され(使われる定理は以前より予告されていたが)Milnor予想の奇数素数版であるBloch-Kato予想の解決が宣言された。さらに、Levine、Pandraharipandeにより代数的同境界理論も新しい定義が発見された。
以上の外国の研究者の結果を理解し、たとえば層の理論や代数幾何学の理論を使わずに純粋にBP-理論のみでできるところとそうでないところを、区別整理することが必要である。更にAtiyah-Hirzebruch spectral sequenceは代数的K-理論の計算にも役立つのでこの方面も勉強が必要である。
Atiyah-Hirzebruch spectral sequenceは柳田が構成したものであるが、特に外国の数学者との関係を重視し応用しやすい形に変えている。特に最近ロシアの数学者であるVishikが2次形式で定義される多様倭のChow ringやmotivic cobordismの研究を進めている。それで我々も代数的同境界理論の計算ができるようになった。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2010 その他

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] Chern subrings2010

    • 著者名/発表者名
      M.Kameko, N.Yagita
    • 雑誌名

      Procc. Amer. Math. Soc 13

      ページ: 367-373

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Coniveau filtrations of groups

    • 著者名/発表者名
      N.Yagita
    • 雑誌名

      Proc.London Math. Soc. (掲載予定)

      ページ: 2010

    • 査読あり
  • [備考]

    • URL

      http://info.ibaraki.ac.jp/scripts/websearch/index.htm

URL: 

公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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