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2008 年度 実績報告書

応答変数が二項反応である一般線型モデル推測の改良に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 20540124
研究機関鹿児島大学

研究代表者

種市 信裕  鹿児島大学, 理学部, 教授 (00207200)

キーワードロジスティック回帰分析 / バー分布族 / 二項反応 / 一般線型モデル / リンク関数
研究概要

応答変数が二項反応である一般線型モデル推測のリンク関数の構築に先立ち、最も典型的なロジットリンクに基づくロジスティック回帰分析に関して適合度検定統計量の分布の近似の考察をおこなった。このことにより今後より性能の良いリンク関数を導出した場合におけるモデルの適合度検定統計量の分布に関する見通しががなり明確となった。
次に、データの対称性が崩れるにつれてリンク関数の適当な性質を維持しながらロジットリンクやプロビットリンクからLog-Log complementaryリンクのようなリンク関数へ連続的に変化するリンクの考案をおこなった。このようなリンク関数としてはAranda-Ordaz(1981)のリンクが知られている。本研究ではこれと異なる3種類のリンク関数の構築をおこなった。1つ目はバー分布族に変数変換を施すことにより、対称なロジットリンクから非対称なリンクへと連続的に変化するものであり。2つ目はLog-Log complementaryリンクからさらに非対称性を増してゆけるタイプのものである。3つ目は2パラメータを用いてAranda-Ordazのリンクをさらに変化させるリンク関数である。これらのリンク関数を用いることによって多種多様なデータに対してフィッティングという観点で性能の良い新しい二項反応に対する一般線型モデルを構築することができるようになった。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] Approximations of the distributions of test statisticsfor homogeneity of a product multinomial model.2008

    • 著者名/発表者名
      Nobuhiro Taneichi Yuri Sekiya
    • 雑誌名

      Communications in Statistics-Theoryand Methods 37

      ページ: 1610--1631

    • 査読あり
  • [学会発表] ロジスティック回帰分析の改良変換に基づく検定統計量について2009

    • 著者名/発表者名
      種市信裕, 関谷祐里
    • 学会等名
      2009年日本数学会年会
    • 発表場所
      東京大学駒場キャンパス
    • 年月日
      2009-03-28
  • [学会発表] ロジスティック回帰分析における適合度検定統計量の分布の近似について2008

    • 著者名/発表者名
      種市信裕, 関谷祐里
    • 学会等名
      2008年度統計関連学会連合大会
    • 発表場所
      慶応義塾大学(理工学部矢上キャンパス)
    • 年月日
      2008-09-08

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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