1. l1補間問題を一般のF-空間で研究して、Banach空間の場合に一つの必要十分条件を与えている。それを円板上の正則関数のなすBanach空間、F-空間に適用している。 2. 単位円板上の正則関数のなす部分空間の上で定義される2つの自然な積分作用素を研究し、その2つの作用素の関係を明らかにすることにより、それらの作用素の有界性を調べている。 3. 一般化されたRiesz射影とそれから自然に定義されるToplitz作用素、特異積分作用素の可逆性とHankel作用素のノルムが研究されている。 4. 二変数の前方シフト不変部分空間の片方の変数のwandering部分空間を詳しく調べることによって、前方シフトと後方シフト不変部分空間を研究している。
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