「非可換力学系の関数解析的基礎研究および位相力学系と作用素論との交流理論の研究」の研究課題遂行のため、6月17日~6月19日に韓国・仁川大学で開催された国際研究集会「KOTAC2010」に荒木不二洋が参加し、座長を務めた。 10月27日~10月29日に京都大学数理解析研究所で開催された研究集会の期に、アイルランド・ダプリン・Trinity CollegeのR.Harte教授、イタリア・パレルモ大学のP.Aiena教授およびチェコ科学アカデミーのV.Muller教授に来日いただき、10月25日に神奈川大学横浜キャンパスにおいて、V.Muller教授は「Orbits of operators and operator semigroups」P.Aiena教授は「Perturbations of polaroid type operators on Banach spaces and applications」およびR.Harte教授は「Invariant subspaces and other animals」の題名で、講演を行っていただき、その後、位相力学系と作用素論との交流理論についての共同研究をおこなった。 また、12月6日および1月17日に長 宗雄は東北大学情報科学研究科において「ある作用素方程式II」の題名で研究発表を行った。 同様に、富山淳氏は12月6日に東北大学情報科学研究科において「Double piling structure of matrix monotone functions and matrix convex functions」の題名で研究発表を行った。 今年度発表した論文は5篇で、詳細は次ページの「11.研究発表」に記載します。
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