この研究では、barotrope星の軸対称定常状態に関して考察を行い、その基本方程式の積分可能条件が、磁場を生み出す電流密度の一般的な形をあたえるという定式化が可能であることを基本にし、数値値計算法を開発することで、これまで世界で誰も求めることのできなかった磁場の入った恒星の構造やそのときの磁場構造を明らかにすることができた。また、恒星から流れ出すガスの構造、つまりは星風の構造を求めるための糸口も見出すことができた。さらに、磁場のある恒星の3軸不等な形状や、扁長な形状の解析的な厳密解も求めることに成功した。
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