本研究の目的は、報告者自身が提唱している磁気リコネクションの新しいモデル「自己相似時間発展モデル」(以下では「自己相似モデル」)を、主に最新の太陽観測衛星プロジェクト「ひので」のデータ解析によって検証する事である。01年度からの報告者の一連の研究業績によって、このモデルに関する理論的研究の核心部はほぼ完成している。モデルの実証のために、以下の研究を行う。 (1)自己相似モデルに基づいて現象論的予言を行う。 (2)予言に基づいて、自己相似モデルによってのみ排他的に説明できる現象を「ひので」観測で見いだす。 (3)観測成果をフィードバックさせてモデルの理論的完成度を高める。
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