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2010 年度 実績報告書

弦理論の非摂動的定式化を用いたDブレーンとブラックホールの解析

研究課題

研究課題/領域番号 20540253
研究機関東京大学

研究代表者

松尾 泰  東京大学, 大学院・理学系研究科, 准教授 (50202320)

キーワードM理論 / 共形対称性 / 戸田理論 / W代数 / ブレーン / 双対性 / gerbe / 高次の幾何学
研究概要

M理論と呼ばれるスーパーストリング理論を統一的に取り扱う理論において,ブレーンの枚数が複数ある場合の対称性の取り扱いはまだまだ未知の部分が多い。数年前,2次元のブレーンについては私たちの研究によりLie 3代数と呼ばれる新しい対称性変換が本質的な役割を果たしていることがわかった。最近,人々の関心は5次元のブレーンの方に移り,様々な内部対称性の可能性について議論が行われている。我々はnonabelian gerbeという数学的なアプローチを通して,5次元ブレーン上での場の理論の記述を試みている。今のところ,通常のリー代数を用いて一次元次元をコンパクト化した時に現れるD4ブレーンの理論を一般化した形で,定式化を試みている。
また,AGT予想と呼ばれる5次元ブレーンを次元還元した際に現れる2次元理論と4次元理論の対応関係について,W代数と呼ばれる拡張された共形対称性を用いた議論を展開し,その問題点をいくつか明らかにした。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Analysis of correlation functions in Toda theory and AGT-W relation for SU(3) quiver2010

    • 著者名/発表者名
      菅野正一, 松尾泰, 柴正太郎
    • 雑誌名

      Physical Review D

      巻: 82

    • 査読あり

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公開日: 2012-07-19  

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