研究課題
[1] 有限密度2カラーQCDにおげるベクトルボゾンの質量の研究現実世界のQCDはカラーSU(3)対称性に基づくゲージ理論ですが、カラーの数3を2に置き換えた2カラーQCDの力学的性質の研究が格子QCDや有効模型を用いて行われています。我々は、南部ゴールドストーン粒子に加えてベクトル型ボゾンを含み、「隠れた局所対称性」(HLS)に基づく有効理論を構築し、ベクトル型ボゾン質量のバリオン数密度依存性を調べました。そして、質量の急激な変化が、バリオン数の自発的破れによる相転移のシグナルとなることを示しました。(結果はPhys.ReV.Dに掲載済み)[2] ホログラフィックQCD模型と隠れた局所対称性模型の関係の研究超弦理論におけるAdS/CFT対応に基づき、無限個の中間子を含むQCDの低エネルギー有効模型であるホログラフィックQCD(hQCD)模型と、π中間子・ρ中間子のみを含むHLS模型を関係づける手法を提案しました。そして、hQCD模型の予言が、π中間子の電磁形状因子、ωπ遷移形状因子などをよく説明することを示しました。(結果はPhys.Rev.Dに掲載済み)[3] 著者の一人として、媒質中でのレプトン対生成反応に関しての総合報告、"In-mediumexcitations" (Lecture Notes in Physics)を執筆した。
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Physical Review D
巻: 82 ページ: 076010:1-27
巻: 81 ページ: 096003:1-12
Strong coupling gauge theories in LHC era. Proceedings, International Workshop, SCGT 09, Nagoya, Japan, December 8-11,20Q9"
ページ: 70-77
Strong coupling gauge theories in LHC era.Proceedings, International Workshop, SCGT 09, Nagoya, Japan, December 8-11, 2009
ページ: 86-92
Strong coupling gauge theories in LHC era Proceedings, International Workshop, SCGT 09, Nagoya, Japan, December 8-11, 2009
ページ: 430-432
ページ: 433-435