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2008 年度 実績報告書

次世代標準模型の構成ーSUSY SO(10) GUT

研究課題

研究課題/領域番号 20540282
研究機関立命館大学

研究代表者

福山 武志  立命館大学, 立命館グローバル・イノベーション研究機構, 教授 (40167622)

研究分担者 岡田 宣親  高エネルギー加速器研究機構, 理論部, 助教 (40360333)
キーワードGUT / SO(10) / SUSY / Dark Matter
研究概要

今年度は、研究課題に沿っていくつかの成果を挙げました。我々の模型は、Renormalizable Minimal SO(10) GUTとして世界をリードするものですが、この模型の予言能力の高さゆえに、観測と様々な予言の間の整合性に、問題点も鮮明に出てきます。だからこそ一歩一歩堅実に理論を構成できます。こうした中で、理論は4次元では、細部にわたっては、整合性を満足できなくなっています。
この点は、2年ほど前から明らかになってきています。そこで、今までの模型を5次元に拡張して考えています。その拡張の仕方にも大きく2つの手法があり、ここでは、orbifold GUTといわれる2つのfixed pointでの境界条件で、SO(10)をPati-Salamに破る処方を展開しています。そこでは、bulkは、SO(10)不変で、1つのbraneでは、Pati-Salam (PS)不変性が実現されています。SUSYをgaugino mediation機構で破ると、素朴には、stauが最も軽いSuperP articleとなってDark Matterの立場からこまります。ここではPSの破れのvev(v_PS)が,Compact energy scale M_cより小さいとすることで、neutralinoをDMにすることができることを示しました。また、[Detecting...]は、TeV scaleでtriplet Higgsがvevを持つと、よく知られたmuon崩壊の精密実験から、neutrinoのMajorana性を検証できるという驚くべき可能性を論じたものです。[SO(2,d-1)Gauge...]については紙数から省略します。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] A Simple 5D SO (10) GUT and sparticle masses. e-Print : arXiv : 0808. 3598[hep-ph]2008

    • 著者名/発表者名
      T. Fukuyama, N. Okada
    • 雑誌名

      Phys. Rev. D D78

      ページ: 115011-1-115011-7

    • 査読あり
  • [学会発表] Realistic hybrid inflation in 5D orbifold SO (10) GUT2008

    • 著者名/発表者名
      福山武志
    • 学会等名
      研究会 : Early Universe and Physics Beyond Standard Model
    • 発表場所
      東京大学宇宙線研(千葉県)
    • 年月日
      2008-12-08
  • [備考]

    • URL

      http://www.flab.se.ritsumei.ac.jp/

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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