研究課題/領域番号 |
20540305
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研究機関 | 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構 |
研究代表者 |
仲吉 一男 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 技師 (80391746)
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研究分担者 |
安 芳次 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 主任技師 (00391730)
千代 浩司 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 技師 (10391799)
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キーワード | ソフトウェア開発手法 / モデル駆動アーキテクチャ / DAQミドルウェア |
研究概要 |
平成20年度は研究実施計画にそって、UML(Unified Modeling Language)およびモデル駆動アーキテクチャ(MDA)の調査を行った。MDAによるソフトウェア開発は新しい手法であるため、その調査は必要不可欠であった。その結果、次のことがわかった。 ●UMLはモデルの表現手段である。UMLをフルセットで使用する必要はない。プロジェクトの規模や性格に合わせて使用する範囲をきめる。また、UMLですべてを表現できるわけではなく、設計ドキュメント等は別途必要であること ●MDAを用いたソフトウェア開発では、 UMLは必要不可欠であること。 ●MDAによるソフトウェア開発プロセスでは 計算処理非依存モデル(CIM:Computation-Independent Model)、プラットフォーム非依存モデル(PIM:Platform-Independent Model)、プラットフォーム特化モデル(PSM:Platform-Independent Model)という3つの異なる視点により対象のモデリングを行うこと 上記の3段階のモデリングにより、(1)開発対象を整理して(2)開発の役割分担が容易になり(3)様々な変更に柔軟に対応できるというメリットが生まれること 本課題の最終目的の一つである、PSMを用いたソースコードの自働生成はまだ発展途上であること 平成21年度はこの調査を基にDAQミドルウェアの基本ソフトウェアであるDAQコンポーネントの開発にこの手法の適用を行う。
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