研究課題
基盤研究(C)
c軸が磁化困難軸である希土類化合物硬磁性体CeRh3B2の放射光X線磁気実験を行ない、hk0系列逆格子点においてスピンおよび軌道磁気形状因子を得た。それらの和である全磁気形状因子と、中性子回折実験にて得られていた0kl系列の全磁気形状因子(文献値)を組み合わせた全データに最大エントロピー法を適用し、全磁気モーメントの3次元密度分布を得ることに成功した。Ceサイトに4f電子に由来すると思われる磁気モーメント密度分布を観測した。本研究により放射光X線磁気回折と偏極中性子回折のそれぞれの特徴を活かした硬磁性体の3次元磁気モーメント密度解析手法が確立された。
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Key Engineering Materials Vol.459
ページ: 3-6
Photon Factory Activity Report #27, Part B
ページ: 86
Japanese Journal of Applied Physics Vol.48 No.5
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