研究概要 |
平成20年度の研究実施状況は以下の通りである。 平成20年4月:研究分担者(東京大学大学院増田講師)の主宰する複雑ネットワークにかんするワークショップで研究発表,および研究計画についての打合せ。 平成20年7月:研究実施計画に従って,数値計算・シミュレーション用計算機(MacPro)を購入。この計算機を用いて,ノード間の遷移確率に乱雑さを持つ正規グラフ上における共存ダイナミクスに関する数値シミュレーションを開始。 平成20年7月:アメリカ合衆国ボストン大学において海外研究協力者のスタンリー教授,ポール博士と研究内容についての打合せ。 平成20年8月:「ネットワークが創発する知能研究会第4回国内ワークショップ(JWEIN 08,東京工業大学大岡山キャンパス)」で「多極次数分布ネットワークの構造的性質」に関する研究発表。 平成20年9月:日本物理学会秋の分科会(岩手大学上田キャンパス)で「多極次数分布ネットワークの解析的な性質」に関する研究発表。 平成20年12月:アメリカ合衆国ボストン大学において海外研究協力者のスタンリー教授,ポール博士と研究内容についての打合せ。 平成20年10月〜平成21年3月:進行中の共存ダイナミクスに関する数値シミュレーション結果について研究分担者と電子メールを介した議論を重ねる。1月には,シミュレーション結果をまとめ,考察を加えて,原著論文としてまとめるための準備に着手している。
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