研究課題
基盤研究(C)
山岳上昇により降水域及び降水量が変化し、アジア大陸の縁辺海の河口と沿岸域で塩分コントラストが形成され、海洋環境に影響を及ぼすことが明らかとなった。高解像度モデルでは沿岸域での塩分コントラストがより明瞭となる。海峡開閉実験からは、パナマ地峡が閉じることで、北太平洋の亜寒帯域の変化を通じて、東アジアモンスーンが夏季に強められ冬季に弱められることが、また対馬海峡は宗谷岬における水位の上昇を引き起こし、宗谷海峡における日本海からオホーツク海に向かう流れを強めてオホーツク海に冷水帯を形成するという役割を果たしていることが示された。
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Monsoon Evolution and Tectonics-Climate Linkage in Asia.(Clift, P.D., R.Tada and H.Zheng (eds.))(Geological Society, London, Special Publications) 342
ページ: xxx-xxx
ページ: 293-301
地学雑誌 17
ページ: 1015-1028