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2008 年度 実績報告書

カオリナイトの溶解速度に及ぼす生体有機分子の影響の定量評価

研究課題

研究課題/領域番号 20540470
研究機関鹿児島大学

研究代表者

河野 元治  鹿児島大学, 理学部, 教授 (80224814)

キーワードカオリナイト / 生体有機分子 / タンパク質 / 溶解速度
研究概要

カオリナイトの溶解速度に及ぼす生体有機分子の影響を定量的に評価するため、KGa-1試料を用いてタンパク質(BSA)を含む溶液によるフロー式溶解実験を行った。今回の実験では、溶液pHを中性付近に固定してBSA濃度の異なる5種類の溶液(BSA=0.0,0.01,0.02,0.05,0.1mg/ml)を使用した。その結果、BSA=0.0mg/ml; R=5.28×10^<-13>, BSA=0.01mg/ml; R=5.38×10^<-13>, BSA=0.02mg/ml; R=5.93×10^<13>, BSA=0.05mg/ml; R=1.20×10^<-12>, BSA=0.1mg/ml;1.58×10^<-12>mol/s/m^2の溶解速度が得られた。これらの結果は、溶液中のBSA濃度の増加によってカオリナイトの溶解速度が最大3倍増大することを意味しており、生体有機分子の作用によってカオリナイトの溶解速度が著しく増大することが明らかになったことに加え、その影響を定量的に評価することができた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] アミノ酸分子によるアモァレフアスシリカの溶解速度の増大2008

    • 著者名/発表者名
      河野元治, 八田珠郎, J. Hwang
    • 学会等名
      日本鉱物学会
    • 発表場所
      秋田大学
    • 年月日
      2008-09-20

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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