研究課題
基盤研究(C)
近年のレーザー技術の進歩を背景に、従来レーザーを、目的の量子状態へ遷移させるための道具として活用する「量子制御」の概念が広く受け入れられる様になってきた。しかし、コヒーレンスの破壊を伴う緩和現象は、分子系の量子制御における大きな障害として認識されている。そこで、本研究では強レーザー場を用いた空間分割による緩和過程の排除と動力学時定数の制御の可能性を理論的に示すとともに、実際にその制御描像を具体的分子に適用しその有用性を確認する。
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Physical Review A 81
ページ: 013410
Journal of Chemical Physics 130
ページ: 094103