研究課題
基盤研究(C)
温度感応性高分子N-イソプロピルアクリルアミドと金、銀、パラジウムといった貴金属イオンを選択的に捕集するモノアザポリチオエーテル誘導体を共重合し、新規高分子を合成した。これらの高分子を用いて水溶液中の貴金属イオンを選択的に捕集することが可能であった。 水溶液中にピクリン酸イオンのような陰イオンが共存すると、銀、銅(I)、金(III)、パラジウム(II)イオンが水溶液中で補足され、温度の上昇により形成される固相中に抽出されることが明らかとなった。貴金属イオンの抽出率はモノアザポリチオエーテルユニットの重合比が高くなるにつれて上昇した。これらの研究により、有害な塩素系有機溶媒を使用することなく、貴金属イオンの定量的な抽出が可能になることが明らかとなった。
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