研究課題
基盤研究(C)
スピンクロスオーバー(SC)現象は、光、温度、圧力などの外場(環境)により、系が磁性(高スピン)状態と非磁性(低スピン)状態の間で遷移する現象である。このスイッチ現象において、格子歪が由来の弾性相互用が協力的相互作用となり、相変化が起きる。従って、現象の理解には、この相互作用の性質の解明は重要である。本研究において、この弾性相互作用のモデル化による理論解析を行った。SC系の相転移の機構において、弾性相互作用による実効的な長距離相互作用の為に、結晶の形状が核生成や秩序形成に大きな影響を与える事を明らかにした。これは、これまでよく知られている短距離相互作用系の相転移ダイナミクスでは現れない新しい特徴である。
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