• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2009 年度 実績報告書

水素共添加によるp型ZnOドーピング技術の開発

研究課題

研究課題/領域番号 20560014
研究機関石巻専修大学

研究代表者

安田 隆  石巻専修大学, 理工学部, 教授 (90182336)

キーワード酸化亜鉛 / 水素 / ドナー / ゾル・ゲル / MOCVD
研究概要

ディップコーターを電動ステージに固定して,試料を原料と乾燥炉の間を自由に移動できるようにすることにより,ゾル・ゲルZnO薄膜を連続的に作成できるようになった。膜の均一性および結晶性の向上をめざして,原料濃度や引き上げ速度,さらには基板洗浄方法の最適化を図り,最適な成長条件を探索した。一方,通常のゾル・ゲル法では,作成したZnOは,多結晶となるのが一般的である。水素添加効果の詳細を理解するためには,べースとなるZnOの品質が重要である。結晶の高品質化をめざして,平行して亜鉛アセチルアセトナートを原料に用いたMOCVD法による結晶成長も試みている。この合成方法の特徴は,基板にサファイア単結晶を用いることにより,容易にZnOエピタキシャル結晶が作成できるところにある。我々は,ZnOエピタキシャル薄膜をバッファー層として用いることにより,その上にゾル・ゲル法を用いて単結晶ZnOが作成できることを既に明らかにしており,MOCVD法は,ゾル・ゲル試料の結晶性向上にとって有用である。これまで水素添加は,既存の熱拡散炉を用いて行ってきたが,添加効率を上げるためには,新しいアニール技術,例えば水素プラズマの使用などを検討する必要があると考えている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 亜鉛アセチルアセトナートを用いたMOCVD法ZnOの結晶性 -VI/II比依存性-2009

    • 著者名/発表者名
      安田隆
    • 学会等名
      応用物理学会
    • 発表場所
      富山大学(富山)
    • 年月日
      2009-09-09

URL: 

公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi