研究概要 |
プラズモンギャップ(PG)プローブは,迷光が少なく低ノイズである開ロプローブの長所と,高解像力を持つ散乱(Tip)プローブの長所を併せ持っている.昨年までのシミュレーションで得られた解像力値は約9nm、スループットは〜1/100(約5%)程度であった。この値は,シミュレーションで使うメッシュサイズで決まった(これ以上細かい構造のモデルは計算機の中に作れない)。さらなる可能性を調べることは申請者の計算機システム(最大12GB)のメモリー不足で出来なかった. 平成20年度はPGプローブの解像力・スループットの限界をシミュレーションで詳しく調べた.PGプローブを使ったNSOMで,妥当なスループットと〜nm以下の解像力が実現可能であるかをシミュレーションで調べた。平成20年度は最大62メガバイトのメモリサイズを持つ専用ワークステーションを購入し、シミュレーションにおいてメッシュサイズを現在の2/3まで細分化することに成功した。
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