研究概要 |
主に航空機部材として使用されるAl合金,Ti合金及びステンレス鋼を対象にレーザーピーニング(LP)処理を施し,部材の疲労強度特性向上を図るとともにその向上効果のメカニズムを調査・検討した.用いた全ての材料でLP処理により表面層に高いひずみ硬化と圧縮残留応力が導入され,Al合金及びステンレス鋼と表面粗さを除去したTi合金で高い疲労強度向上特性が得られた.また,Al合金予き裂材ではLP処理によるき裂進展抑制効果確認された.以上の成果などにより,LP処理は疲労強度信頼性向上とそれによる部材の軽量化に有効であることが明らかとなった.
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