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2009 年度 実績報告書

AZ31合金板の温間非比例負荷変形挙動の解析的予測に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 20560121
研究機関弓削商船高等専門学校

研究代表者

中 哲夫  弓削商船高等専門学校, 商船学科, 教授 (90217638)

キーワードマグネシウム合金板 / 温間変形 / 非比例負荷変形 / 解析的予測 / 成形限界線図 / 降伏曲面 / 二軸引張り試験 / 張出し試験
研究概要

(1)非比例ひずみ経路における温間張出し試験(平面ひずみより)
張出し成形における成形割れは変形の限界ひずみ(変形能)を超えた変形が材料に加わるために生じる.現状においては成形開始から破断まで比例変形の成形限界線図(FLD)が圧倒的に多く,成形割れの予測を行う場合,ほとんどがこの比例FLDに基づいている.ところが,現在行われているこの手法には幾つかの問題が指摘されている.その中で最も大きな問題はFLDの変形経路依存性である.したがって,変形経路にかかわらず比例FLDを用いて成形割れを予測することは精度の点で問題である.そこで,変形経路依存性に着目して,変形経路を平面ひずみ方向にて一次変形の予ひずみを与えた後,種々の変形経路にて温度および速度の異なった実験を行い,非比例ひずみ経路における成形限界線図を提示し成形限界ひずみに及ぼす種々の変形経路,温度及びひずみ速度の影響を調査した.
(2)非比例ひずみ経路における成形限界線図の予測
単軸引張り試験より求めた材料パラメータを用いて非比例ひずみ経路における加工温度及び速度を考慮した成形限界線図の解析的予測を試みた.種々の変形からひずみ経路の異なった成形限界線図を求めたことにより,その間は相当塑性ひずみ増分を用いシミュレーションし,この予測の解決につながると予想し計算を行った.
(3)温間角頭深絞り試験機の設計
実際のプレス成形性と成形シミュレーションの結果が合うかどうかを検証ためのモデル試験を行うために温間の角頭深絞り試験の設計を行った.また,簡単な部品においては今年度購入した.

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2010 2009

すべて 学会発表 (5件)

  • [学会発表] 変形経路を考慮したAZ31Mg合金板の温間FLDの予測2010

    • 著者名/発表者名
      大出明慶
    • 学会等名
      日本機械学会
    • 発表場所
      広島(広島工業大学)
    • 年月日
      2010-03-06
  • [学会発表] 非比例変形を受けたAZ31合金板の成形限界予測2009

    • 著者名/発表者名
      大出明慶
    • 学会等名
      軽金属学会
    • 発表場所
      岡山(岡山理科大)
    • 年月日
      2009-12-18
  • [学会発表] 非比例変形を受けたAZ31合金板の成形限界予測2009

    • 著者名/発表者名
      大出明慶
    • 学会等名
      日本塑性加工学会
    • 発表場所
      長野(信州大学)
    • 年月日
      2009-10-30
  • [学会発表] 非比例変形を受けたAZ31合金板の成形限界予測2009

    • 著者名/発表者名
      大出明慶
    • 学会等名
      日本塑性加工学会
    • 発表場所
      徳山(新日本製鉄)
    • 年月日
      2009-09-11
  • [学会発表] 非比例変形を受けたAZ31合金板の成形限界予測2009

    • 著者名/発表者名
      大出明慶
    • 学会等名
      軽金属学会
    • 発表場所
      松山(愛媛大学)
    • 年月日
      2009-07-04

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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