| 研究概要 |
1:変形経路を考慮したAZ31Mg合金板の温間成形限界線図の予測
数値シミュレーション精度の向上のため,AZ31合金板の比例変形ひずみ経路成形限界線図を基に,温度および加工速度を考慮した温間非比例ひずみ経路の成形限界線図を解析的に予測することを目的とした.計算は様々な温度および加工速度の条件で,種々のひずみ方向及びひずみ量を一次変形とした場合の非比例ひずみ経路成形限界線図の予測を相当塑性ひずみの和による解析手法で導き出した.そしてその予測値と実験値を比較検討しおおむね一致することを示した.
2:AZ31Mg合金板の機械的性質に及ぼすアスペクト人圧延方向の影響
実際の板材成形においては種々のアスペクト比(縦横比)の材料が用いられているが数値シミュレーションに使用される材料特性値はJISに定められた試験片にて修得したものである.そこでAZ31合金においてもアスペクト比が異なった場合に材料特性値がどのように変化するかを調査するために単軸引張試験を行った.合わせて温度,速度と圧延方向も変化させて行い,破断伸びに変化が示されることを示した.
3:AZ31Mg合金板の温間角頭深絞り加工における塑性変形挙動
簡単なラボモデルここでは温間角頭深絞り試験機を用いて,AZ31合金板を温度のみを変化させて深絞り試験を種々の試験片サイズにて行った.これまでに取得した材料特性値と成形限界を用いて角頭深絞りの数値シミュレーションを温度と速度を変化させて行い,実験値と解析値の精度について比較検討を行った.
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