研究課題
基盤研究(C)
本研究では,スリップが発生し易い撥水処理部と,スリップが生じ難い親水部を交互に配置し,それら領域でのせん断流量の不連続性を補うために発生する圧力により荷重を支持する,マクロなくさび膜形状を持たない軸受を開発する.平坦な端面どうしが接触する水潤滑スラスト軸受にこの構造を適用した結果,親水部と撥水部の接触角の差が大きく,撥水部の面積割合が半分程度の軸受が良好な特性を示し,親水処理のガラス面どうしや全面を撥水処理した試験片と違い,極低い摩擦で作動し,潤滑面の損傷は皆無であった.
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