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2008 年度 実績報告書

光バンドルファイバを用いたマルチフォーカス粒子流速計の開発

研究課題

研究課題/領域番号 20560163
研究機関長崎大学

研究代表者

坂口 大作  長崎大学, 生産科学研究科, 助教 (70244035)

キーワードレーザ計測 / ディーゼル噴霧 / 2焦点流速計 / 半導体レーザ / バンドルファイバ
研究概要

ディーゼルエンジンの排気物質低減のため、燃料噴霧の微粒化が求められており、高速・高密度の微粒子を定量的に計測できる計測装置の開発が必要とされている。本研究では、焦点構造をマイクロプローブ構造としたレーザ2焦点流速計を光バンドルファイバにより構成し、多点化することにより、燃料噴霧の粒子遠度および粒子径を空間的に計測できるシステムを開発するものである。
当該年度では、レーザ射出用ファイバおよび散乱光検出用ファイバ群を一本のバンドルファイバとして設計し試作を行った。ファイバ端に非球面レンズを取り付け、2焦点構造の形成を確認した。また、焦点部分に粒子が通過した際の散乱光が、散乱光検出用ファイバ群を通過して検出できることを確認した。光バンドルファイバにょり光学系が構成できることを確認したので、バンドルファイバを多数製作することにより多点計測システムを実現できる見通しがついた。また、データサンプリング処理装置としてFPGAを用いた。2焦点を通過する際の散乱光はデジタル化され、クロック480MHzのクロックにて飛行時間および散乱光発光時間がカウントされる。粒子データはFPGAへ直結されたSSRAMへ保存され、最大サンプリングレートは15MHzまで達することを確認した。粒子データをFPGAによりカウントするという独創的な計数システムにより、従来のデータフローにおけるボトルネックが解消し、高速・高密度粒子群に適したサンプリングシステムを実現した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] マイクロプローブL2Fによるディーゼル噴霧コア部における液滴数密度の瞬時計測2008

    • 著者名/発表者名
      坂口大作
    • 雑誌名

      自動車技術会論文集 39巻6号

      ページ: 137-142

    • 査読あり
  • [雑誌論文] ディーゼル噴霧コア部液滴の分裂に及ぼす噴射圧の影響-L2Fによるメガヘルツデータレート計測-2008

    • 著者名/発表者名
      植木弘信
    • 雑誌名

      自動車技術会論文集 39巻5号

      ページ: 53-58

    • 査読あり
  • [学会発表] Study of Heterogeneous Structure in Diesel Fuel spray by Using Micro-Probe L2F2008

    • 著者名/発表者名
      D. Sakaguchi
    • 学会等名
      The 7th JSME-KSME Thermal and Fluids Engineering Conference
    • 発表場所
      札幌市
    • 年月日
      2008-10-13

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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