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2008 年度 実績報告書

水素生成のための尿素エネルギーシステムに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 20560199
研究機関工学院大学

研究代表者

雑賀 高  工学院大学, グローバルエンジニアリング学部, 教授 (20146731)

キーワードアンモニア / 尿素 / 水素生成 / 燃料電池 / リサイクルエネルギー / 低濃度アンモニア除去 / ポータブル電源装置
研究概要

本研究では,水素を燃料電池に供給するためのアンモニアのエネルギーキャリアとして,尿素の可能性を検討し,有望なエネルギー源になりえることを示した。
尿素エネルギーシステムでは,水素やその他の代替エネルギーと比較してエネルギーの保存が低コストで可能であり,回収された二酸化炭素をエネルギーとして保管することも可能なため大気中の二酸化炭素濃度低減手法としても有望なシステムである。
本論文では,尿素を再生可能エネルギー(人体や家畜)から取り出すためのシステム計算を行った。
さらに,下水道から,透析膜や高分子尿素吸着剤などによる尿素回収率およびエネルギー収支計算を行い,燃焼熱,電気分解エネルギー,ウレアーゼ等による化学エネルギーによる尿素からアンモニア転換効率の比較を行った。
その結果,尿素→アンモニア→水素までの一連の改質試験確認および燃料電池等への供給を行うことができる実際のエネルギー発生装置を設計する際の有用な以下の知見が得られた。
人体や家畜から透析膜や高分子尿素吸着剤等による回収方法やシステム計算結果より,尿素を再生可能な代替エネルギーとしての可能性を確認した。また,尿素からアンモニアを発生させるための最適化実験を実施し,ウレアーゼを触媒とした60℃での条件が最も有効なアンモニアの発生条件として確認された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 産業財産権 (1件)

  • [産業財産権] 水素生成装置2009

    • 発明者名
      雑賀高, 他
    • 権利者名
      タマティーェルオー(株)
    • 産業財産権番号
      特願2009-043915
    • 出願年月日
      2009-02-26

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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