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2008 年度 実績報告書

学習型モデルベース診断手法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 20560224
研究機関大阪市立大学

研究代表者

川合 忠雄  大阪市立大学, 大学院・工学研究科, 教授 (20177637)

キーワードモデル化 / Modelica言語 / 意味ネットワーク / 学習 / データベース / 回転軸系 / 振動
研究概要

本年度では回転軸系を取り上げ以下の研究を行った。
1.Modelica言語を用いて回転軸系のモデル化を行った。モデル作成に当たっては、各種の不具合(アンバランス、欠損、軸受けのガタ等)を組み込み、従来報告されている不具合事例を再現できることを確認した。Modelica言語では個々の要素の物理的特性を微分方程式ならびに境界条件の形でモデルに組み込み、それを組み合わせてシステム全体の物理特性を表現することができるために、各要素の複雑な特性(非線形特性等)を容易に組み込むことまた組み替えることが可能となった。
2.上記で作成したモデルを用いて、不具合の程度を変えながら、実際に回転軸系に生じる振動等を求め、不具合事例としてデータベース化した。データベースには、不具合の種別とその程度に応じたデータを用意した。
3.上記の不具合事例を意味ネットワークを用いて関連づけを行い、不具合とそれによって生じる現象との関係を紐付けた。
4.上記で意味ネットワークによって紐付けられたデータから、実際のシステムに生じている現象を入力するとそれに応じた原因(例えば軸受けのガタ)を順位付けて示すことが確認できた。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] モデルと意味ネットワークの融合による診断支援技術2008

    • 著者名/発表者名
      八竹英紀, 井上良太, 川合忠雄
    • 学会等名
      日本設備管理学会創立20周年記念大会
    • 発表場所
      横浜パシフイコ
    • 年月日
      2008-12-02
  • [学会発表] モデルを用いた損傷予測手法について2008

    • 著者名/発表者名
      新井智志, 川合忠雄
    • 学会等名
      日本設備管理学会創立20周年記念大会
    • 発表場所
      横浜パシフイコ
    • 年月日
      2008-12-02

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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