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2009 年度 実績報告書

ロボットヘ搭載可能な高性能多次元アクチュエータの開発

研究課題

研究課題/領域番号 20560269
研究機関大阪大学

研究代表者

平田 勝弘  大阪大学, 工学研究科, 教授 (00403139)

研究分担者 河瀬 順洋  岐阜大学, 工学部, 教授 (20144735)
キーワード多自由度アクチュエータ / 電磁アクチュエータ / ロボットアーム / 関節アクチュエータ / 電磁場解析 / 動作解析 / 有限要素法
研究概要

21年度では,20年度に検討した球面アクチュエータの基本構造(磁気回路,支持機構)を元に,まず,広角化,高トルク化のための磁気回路の構造検討において,三次元有限要素法を用いて,磁界方程式を電気回路,運動方程式と連成した動作解析シミュレーション法を開発し,実験計画法に基づくシミュレーション実験による最適化を実施し,磁気構造の最適パラメータを決定した。これにより,可動部がそれぞれX軸,Y軸周りに±25゜,Z軸周りに360゜の広角化駆動を実現できることを確認した。また,最大トルクについても2N・mと目標値を実現できることを確認した。この解析結果を元に,磁気構造・寸法を決定するとともに,低摩擦の球面軸受けを用いた球面アクチュエータのプロトタイプを設計・試作した。今後,未実施であった実験によるトルク性能・回転角度特性の評価を行っていく予定。
また,人間型ロボットアームへの搭載へ向けて,3軸周りの位置決め駆動するために,2つのイメージセンサを用いた可動部の空間位置センシング技術の開発を行い,レーザ変位計を用いた検証実験によりその有効性を確認した。更に,DSPシステムを導入してMatlabによるフィードバック制御モデルを用いて,イメージセンサからの3軸周りの回転角度信号によるロボット関節としての動作確認を行い,ロボットアーム搭載への有効性を明らかにした。
更に,3自由度アクチュエータの性能検証のために,力覚センサを用いたトルク空間分布計測装置を開発した。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2010 2009

すべて 学会発表 (4件)

  • [学会発表] イメージセンサを用いた三自由度球面電磁アクチュエータのフィードバック制御に関する研究2010

    • 著者名/発表者名
      前田修平, 平田勝弘, 池尻昌平, 〓明宇
    • 学会等名
      電気学会リニアドライブ研究会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2010-03-05
  • [学会発表] Dynamic Characteristics Analysis of Spherical Resonant Actuator Using 3-D FEM2009

    • 著者名/発表者名
      Satoshi Suzuki, Yoshihiro Kawase, Tadashi Yamaguchi, Shuhei Kakami, Katsuhiro Hirata, Tomohiro Ota
    • 学会等名
      17^<th> Biennial IEEE COMPUMAG (Conference on the Computation of Electromagnetic Fields)
    • 発表場所
      Florianopolis, Brazi
    • 年月日
      2009-11-25
  • [学会発表] 三自由度球面アクチュエータの動作特性解析に関する研究2009

    • 著者名/発表者名
      〓明宇, 平田勝弘, 池尻昌平, 前田修平
    • 学会等名
      電気学会リニアドライブ研究会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2009-10-26
  • [学会発表] Proposal of Electromagnetic Spherical Actuator with Three-Degree-of-Freedom2009

    • 著者名/発表者名
      Shohei Ikejiri, Katsuhiro Hirata, Byungjin Yoo, Mingyu Tong
    • 学会等名
      14^<th> International Symposium on Electromagnetic Fields in Mechatronics, Electrical and Electronic Engineering
    • 発表場所
      Arras, France
    • 年月日
      2009-09-11

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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