研究概要 |
近年,量子閉じ込め効果を利用したSi系発光材料に関する数多くの報告がなされている.その一種であるナノ結晶シリコン(Si)は,SiO_2媒質へのSiイオン注入等の手法により作製できる.我々は,これまでに,溶融石英(SiO_2)基板にSiイオンを注入し,1150℃以上でアニールすることにより,波長400nm近傍の青色発光ピークを観測しているが,本研究では,溶融SiO_2基板へのSiイオンの照射量を変えると,波長370nm付近の紫外発光ピークが発現することを見出した.更に,フォトニック結晶を利用し,今回得られた紫外発光機能を光デバイスへと応用する取り組みも行った.
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