研究課題
本年度は、上面から光学的にプログラム可能なプログラマブル光再構成型ゲートアレイの開発と、レンズを介して結像によりプログラム光が供給できる光再構成型ゲートアレイ専用のライターの開発を実施した。このプログラマブル光再構成型ゲートアレイのホログラムには揮発性であるが評価が容易であるPAL-SLM(平行配向液晶空間位相変調器)を導入し、光源には可視光半導体レーザーを用いた。PAL-SLMは光書き込み、光読み出し型の空間光変調素子である。受光側にはライターからのホログラム光を入射させ、変調側にはビームスプリッタを介してレーザアレイの光を導き、その反射光を光再構成型ゲートアレイに供給する。ライターからは複数の回路情報を持つホログラムパターンが、一度に供給されることから、このPAL-SLMの変調側に実装される複数のレーザーをスイッチングさせることで、複数のコンテキストの動的実装が可能になる。本年度は4つのコンテキストまでの実装を行い、その再構成試験に成功した。一方、ライター部は、He-Neレーザ光源、液晶パネル、結像用レンズから構成される。液晶パネルは制御ボードを介してコンピュータに接続され、計算によって得られた回路情報のホログラムパターンを表示する。そのホログラムパターンがレンズを介してプログラマブル光再構成型ゲートアレイに結像され、プログラムされる。先に示したように、本年度は4つまでのコンテキストの実装に成功した。
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http://www.ipc.shizuoka.ac.jp/~tmwatan/