研究課題
本年度は、20年度のプログラマブル光再構成型ゲートアレイの開発と、レンズを介して、結像によりプログラム光を供給するプログラマブル光再構成型ゲートアレイ専用のライターの開発の成功を受けて、プログラマブル光再構成型ゲートアレイについてはマルチコンテキスト化の研究を進め、ライター部については結像レンズを使用しない新ライター構造の開発を進めた。まず、プログラマブル光再構成型ゲートアレイのマルチコンテキスト化の研究については、ホログラム部に昨年と同様の揮発性であるが評価が容易なPAL-SLM(平行配向液晶空間位相変調器)を用い、9コンテキストのプログラマブル光再構成型ゲートアレイの開発まで研究を進めた。そして、昨年度開発したライターを用いて、実際に書き込み試験、動的再構成試験を行い、それら共に成功した。今後、実用化を目指す場合、コンテキスト数をさらに増やす必要があるが、マルチコンテキスト・プログラマブル光再構成型ゲートアレイが実現可能であること、ライターによって正確な書き込みが可能であることを実証した。加えて本年度からはライター内から結像レンズを取り除き、構造をより簡単にした新型のライターを開発している。この新ライターでは空間光変調素子からのプログラム情報を、レンズを介する事無く、直接プログラマブル光再構成型ゲートアレイのホログラムへと供給することができる。実際にこのライターを開発し、プログラマブル光再構成型ゲートアレイへの書き込み試験を行い、それに成功した。
すべて 2009
すべて 雑誌論文 (8件) (うち査読あり 5件) 学会発表 (2件)
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