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2011 年度 実績報告書

電磁結晶を用いた超高性能デバイスの研究開発

研究課題

研究課題/領域番号 20560329
研究機関九州大学

研究代表者

賈 洪廷  九州大学, 日本エジプト科学技術連携センター, 准教授 (60315223)

キーワードRFIC / 小型アンテナ / 電波散乱 / 周期構造 / マイクロ波CT
研究概要

マイクロ波CT (Computed Tomography)は、超音波探査機、放射線CT、核磁気共鳴NMR (Nuclear Magnetic Resonance)CTの補足である。放射線CTと比べると、マイクロ波CTの特徴は安全性を上げられる。よって、集団検診機器として適である。また、マイクロ波の熱効果を利用し、マイクロ波の治療機も期待されている。本研究で提案した方法はマイクロ波CT機へもマイクロ波治療機へも応用される。また、高性能のマイクロ波CTの実現には、超小型且つ高性能のアンテナがキーポイントとなる。
アンテナが小さくになりにつれ、放射インーピダンスが小さくなる。しかし、多くの回路の入出力端子のインーピダンスが50Ωである。小型アンテナと接続ために、低インーピダンスから50Ωへの変換回路が不可欠になる。しかし、小型広帯域の変換回路の実現が容易ではない。ここでは、小型アンテナと送受信回路を一体化し、この変換回路の省きによって、高性能のシステムを提案した。また、シリコン基板のRFICチップにおいて、インダクターが占めた面積が大きく、回路の総合特性に強く影響する。ここでは、多層構造の3次元インダクターを提案した。HFSSを用いたシミュレーションの結果は、面積が数分の一まで小さくなり、特性が十数GHzまで有効である。また、従来のCTと比べると、マイクロ波CTの難しいところは、マイクロ波の散乱特性によって生じたものと考えられる。ここでは、対数の超小型アンテナを利用し、送受信アンテナの位相を制御する。よって、特定のところからの散乱効果を強め、そして、そのところの電気媒質の特性を特定できる。本研究で提案した手法は従来の方法と比べると、計算量が小さく、計算精度がよい特徴を上げられる。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2012

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Design of 3D Integrated Inductors for RFICs2012

    • 著者名/発表者名
      K.Yousef
    • 学会等名
      2012 Japan-Egypt Conference on Electronics, Communications and Computers
    • 発表場所
      Alexandria city, Egypt
    • 年月日
      2012-03-08

URL: 

公開日: 2013-06-26  

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