• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2008 年度 実績報告書

全周表示インタラクティブ3次元ディスプレイに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 20560331
研究機関大阪市立大学

研究代表者

高橋 秀也  大阪市立大学, 大学院・工学研究科, 准教授 (30197165)

キーワード3次元ディスプレイ / 光線再生 / ホログラフィック光学素子 / 全周表示3次元ディスプレイ
研究概要

今年度は全周からの観察に適した光線を再生するディスプレイのための基本原理の確立を行った。
1.提案するシステムでは、ディスプレイの画面を水平に配置し、ディスプレイから浮かび上がるように3次元像を表示する必要がある。このような3次元表示を可能とする仰角45度,視域角16度のホログラフィック光学素子(HOE)の設計・製作を行った。
2.1で製作したHOEを用い、2次元ディスプレイと組み合わせたシステムを構築し、ディスプレイから浮かび上がるように3次元像を表示するための画像データを作成する手法を確立した。HOEと組み合わせて使用する高解像度の2次元ディスプレイを、高解像度の小型プロジェクタの投影像を複数組み合わせて実現した。
3.全周から観察できるディスプレイを構築する原理を確立するため、1で製作したHOEと同じものを2枚用い、前面と後面の2方向から3次元像を観察できるシステムを構築した。表示可能範囲は108×81×81[mm]で、2つの3次元像を重畳表示することができた。
4.2方向から観察可能な2つの3次元像を再生できる特徴を、1枚のHOEに持たせる手法も試作・検討した。この方式は、2枚のHOEを用いる方式と比べ3次元像の解像度は劣るが、空中での3次元像の位置合わせが容易であるという特徴がある。
5.上記提案システムにおいて3次元像を再生するために必要な光線データの取得手法を検討し、CGおよびカメラを用いた撮影によって、基本原理の確認を行った。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] 全周表示可能な平置き型3次元ディスプレイ2008

    • 著者名/発表者名
      呉山典子
    • 学会等名
      平成20年電気関係学会関西支部連合大会
    • 発表場所
      京都工芸繊維大学
    • 年月日
      2008-11-08
  • [学会発表] 3次元ディスプレイ用入力システムのカメラ台数見積もり2008

    • 著者名/発表者名
      宮武修平
    • 学会等名
      3次元画像コンファレンス2008
    • 発表場所
      東京大学
    • 年月日
      2008-07-11
  • [学会発表] Flatbed-type three-dimensional display system as a tool for cooperation working2008

    • 著者名/発表者名
      Hideya Takahashi
    • 学会等名
      3rd Int. Conf. on Innovative Computing, Information and Control
    • 発表場所
      Dalian, China
    • 年月日
      2008-06-18

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi