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2009 年度 実績報告書

積雪におけるローカライザアンテナの着雪・積雪問題に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 20560364
研究機関青森大学

研究代表者

中田 和一  青森大学, 経営学部, 教授 (00244898)

研究分担者 横山 尚志  青森大学, 電子航法研究所, 研究員 (40392774)
キーワードLPDA / FDTD / 入力インピーダンス / 自動計測システム / フィールドモニタ / コース変動 / ローカライザアンテナ
研究概要

青森大学の校舎屋上に、1/2スケールモデルの試作LPDAアンテナを設置し冬季間(2月16~3月19日)の着雪によるアンテナ特性変動の計測実験を実施した。平成成21年度に構築した自動計測システムにより、アンテナ入力インピーダンスと着雪状況の撮影データを長期に渡って取得した。現在、取得データの分析を行っている。現時点では、乾雪が比較的多量に着雪した後に、融雪を経て落雪に至るまでの過程において、際立った入力インピーダンスの劣化変動は確認されていないが、無着雪時において動作周波数帯における反射損失特性の仕様に余裕がない場合に、着雪によって本来の仕様を満たさない事例発生が懸念されるデータが一部観測されている。これらの実験データと照合するため、電磁解析手法としてFDTD(有限差分時間領域)解析による着雪時の入力インピーダンスの解析を進めており、測定結果の傾向を説明できるようなモデルを構築することで、例えば放射指向特性や位相特性の変動を数値的に予測が可能と考えられる。
一方、青森空港における冬季のフィールドモニタにおけるコース変動の観測事例について、アンテナ前方の積雪状態と滑走路縦断勾配を考慮した解析プログラムの開発を進め、変動の要因がローカライザアンテナ前方大地の横断方向での降雪深と融雪に伴う積雪誘電率プロファイル分布の差異に起因する可能性が示唆された(学会発表1件)。LPDAアレイの着雪による影響(位相変動や反射損失、指向特性変動)を定量化し、これを開発した解析プログラムに反映させていく予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] ILS LOC反射面の積雪によるコース偏位2010

    • 著者名/発表者名
      横山尚志・田嶋裕久・中田和一
    • 学会等名
      電子情報通信学会
    • 発表場所
      東北大学
    • 年月日
      2010-03-16

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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