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2010 年度 実績報告書

RFIDを用いた移動動線推定による安心快適ユビキタスホーム

研究課題

研究課題/領域番号 20560375
研究機関東京工科大学

研究代表者

坪井 利憲  東京工科大学, コンピュータサイエンス学部, 教授 (20329171)

キーワードRFID / 屋内位置計測 / 移動動線推定
研究概要

本年は研究課題の最終研究目標である移動動線推定アルゴリズムについて研究を行った。基本方式はこれまでに研究を行った天井にRFIDタグを一定間隔で貼りつけ、人が持つRFIDリーダでタグを読み取り、読み取られたタグの座標値から人の位置を推定し、移動動線を算出する。読取をある時間間隔ごとに行い、計算した位置を連続的に繋ぎ合わせることにより移動動線を算出する。単純につなぎ合わせるだけでは、実際の移動動線からの乖離が大きい。そこで、これまでに構築した実験設備を用いて読取特性を評価し、精度を向上させるアルゴリズムを開発した。人が部屋の隅にいる場合は本方式の構成上誤差が大きくなる。そこで、部屋の隅に居ることを検出した場合には、推定位置を補正する方法を提案した。2番目の補正処理として前後の推定位置を用いて移動方向を推測し、移動動線推定精度を上げる方法を提案した。3番目に人の移動速度を推定し、静止していると判断した場合には動線補正する方法を提案した。実験を行い提案した移動動線推定アルゴリズムの評価を行い、これらのアルゴリズムのパラメータの設定と誤差の関係を検討した。単純に繋ぎあわせた方式と比べ、提案方式の方が実際に移動動線に近いことを確認した。
提案方式では1つの部屋に複数のリーダが存在する場合が想定される。2台のリーダを用いてタグ読取特性について実験を行った。2台のリーダの読取チャネルを重ならないようにすることにより、位置推定誤差が少なくなることがわかった。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2011 2010 その他

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (2件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] Interference drop scheme : Enhancing QoS provision in multi-hop ad-hoc networks2010

    • 著者名/発表者名
      Chang-Yi Luo
    • 雑誌名

      IEICE Trans., Communications

      巻: E93-B ページ: 2088-2096

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Adaptive rate datagram protocol suitable for real-time communication in ad-hoc networks2010

    • 著者名/発表者名
      Chag-Yi Luo
    • 雑誌名

      Proc.SICE Annual Conf.2010

      ページ: 543-547

    • 査読あり
  • [学会発表] RFID位置検出技術を用いた屋内移動動線算出アルゴリズム2011

    • 著者名/発表者名
      坪井利憲
    • 学会等名
      電子情報通信学会通信方式研究会
    • 発表場所
      屋久島環境文化村センター(鹿児島県)
    • 年月日
      2011-04-22
  • [学会発表] 複数のRFIDリーダを用いる屋内位置推定におけるリーダ間干渉の影響2010

    • 著者名/発表者名
      小室信喜
    • 学会等名
      電子情報通信学会通信方式研究会
    • 発表場所
      与論島パークホテル(鹿児島県)
    • 年月日
      2010-07-09
  • [備考]

    • URL

      http://www.teu.ac.jp/tslab/~tsuboi/tsuboi-research-J.htm

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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