| 研究概要 |
ネットワーク化制御系や組込み制御系はサンプル周期が一定でないサンプル値制御系としてモデル化される.これらの制御系のための制御理論の確立に向けて以下の成果を得た.まず,連続時間時不変系の時変むだ時間摂動に対するロバスト性を議論するむだ時間アプローチに基づき,付随する作用素が受動的であることを示し,新しい安定判別条件を得た.この成果はAutomatica誌に掲載予定である.次に,時不変離散時間系の時変ゲイン摂動に対するロバスト性を議論する離散時間アプローチに基づく安定性判別手法を提案し,American Control Conferenceで発表した.さらにそれを出力フィードバックの場合と状態フィードバック設計の場合に拡張し,それぞれIFAC World CongressおよびUKACC International Conferenceで発表した.
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