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2010 年度 実績報告書

盛土崩壊抑制締固め法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 20560437
研究機関明石工業高等専門学校

研究代表者

江口 忠臣  明石工業高等専門学校, 都市システム工学科, 准教授 (20232944)

キーワード密度センサー / ダブル載荷 / 管理基準
研究概要

ここ数年の台風災害,地震災害において盛土の崩壊が多発しており,その大きな原因のひとつとして所期の締固め強度が盛土端部において十分に得られていないことが挙げられる.その数は看過できない状況となっており,先の新潟県中越沖地震においても道路盛土の崩壊が多数発生している.このような状況から施工時の品質を保証できる工法開発が喫緊の課題である.また,災害時道路盛土の復旧には時間的制約から効率的な締固め方法が必要とされている.本研究は盛土端部の締固め強度不足による崩壊を抑制しうる転圧方法を開発し,災害復旧の高速施工に対応した厚層転圧システムの構築を目指すものであり,現場対応型の締固め指標の策定,厚層における密度管理手法を開発したのち最適振動数の追究を行うものである.当該年度において,ダブル載荷システムによる転圧を実施し,高リフト厚深層部における土の密度管理を必要な大きさのブロック毎に設置した土の密度センサーを使用して,所定の通過回数を走行させた後,盛土全域が確実に所要の締固め管理基準を満足しているかどうかを確認できる施工管理システムを作成した.試験施工の結果厚層まきだしにおける深層部への応力伝播を保証しその有用性を実証した.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 履帯式車両の振動転圧特性2010

    • 著者名/発表者名
      江口忠臣, 小寺一史
    • 雑誌名

      建設機械

      巻: 547号, vol.46 ページ: 39-42

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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