研究課題
基盤研究(C)
2008年(平成20年)に開始した本研究においては、大阪府堺市で進められている平成19年度事業着手、平成22年度開業予定のLRT整備計画(次世代型路面電車システム)をケーススタディの対象として、以下の3点を研究課題として掲げた。(1)LRT整備に関連して社会的合意形成を阻害している要因は何か。特に、市民に対して提供される計画情報の内容や提供方法について、重点的に明確にする。(2)LRTのような従来なかった都市交通施設整備が、住民の意識と交通行動に与える影響を忠実に記録し、また実証的に検証する。(3)社会的合意形成、市民理解向上に果たす各種広報・啓発活動の効果を明らかにし、効果度の高い手法を明らかにする。しかし、平成21年9月に実施された市長選挙の結果を受けて、平成22年度のLRT開業が実現しなかったために、既存の路面電車である阪堺電気軌道堺市内線の存続と活性化をテーマとして、本研究の主要テーマである都市公共交通施設整備と市民意識との関連から多見た社会的合意形成について、実証的に明らかにすることに内容を変更して進めた。
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国際交通安全学会誌(依頼報告) Vol.34, No.2
堺都市政策研究所機関士Urban Vol.21
大阪産業大学人間環境学論集