研究課題/領域番号 |
20560523
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
小山 智幸 九州大学, 大学院・人間環境学研究院, 准教授 (50215430)
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研究分担者 |
小山田 英弘 九州大学, 大学院・人間環境学研究院, 助教 (80233625)
陶山 裕樹 長崎総合科学大学, 工学部, 助教 (20507876)
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キーワード | 副産粉体 / コンクリート / 有効利用 / 外割 / 構造性能 / 耐久性能 |
研究概要 |
種々の副産粉体を外割大量混合した構造体コンクリートの構造性能や耐久性能を明らかにし、これらの副差物を有効利用することを目的とし、準備段階ならび初年度の研究として、特にフライアッシュに関して下記の検討を行った。 (1)副産粉体の外割混合量とひび割れ性状の関係の詳細な検討 ・副産物を外割混合したコンクリート試験体の自己収縮、乾燥収縮を測定し、粉体種類や混合量との関係を検証した。 ・上記コンクリートを拘束型枠に打設し、拘束ひび割れ性状を測定した。 (2)実大部材における副産粉体を外割混合したコンクリートの耐久性状の確認 ・種々の調合の実部材レベル試験体におけるひび割れ性状を観察した。 ・表面の汚れ性の検討を行った。 ・本コンクリートが中性化しにくいことを検証し,フライアッシュについての試験方法を提案した。 (3)実大部材における力学挙動の把握と構造設計への反映 ・副産粉体を外割混合したコンクリートの応力ひずみ特性と破壊性状を明らかにした。本コンクリートの力学挙動を明確化するとともに、本コンクリートが強度の割に変形能力が大きいことや、爆裂的な脆い破壊を生じないことを確認した。 ・上記結果を構成則に反映させるとともに、本コンクリートのような力学挙動を示す材料を用いた構造部材の利点ならびに、問題点の整理を開始した。 ・本コンクリートを用いて実大はり部材を作成し、曲げ挙動、ならびに曲げせん断挙動に関する測定を行った。 ・本コンクリートを用いて実大柱部材を作成し、軸力下におけるせん断挙動に関する測定を行った。 ・上記の結果を基に、本コンクリートを用いた鉄筋コンクリート構造物の構造設計に必要な材料特性の明確化と、具体的なパラメータの特定について、検討を開始した。
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