研究課題
基盤研究(C)
微動の水平と上下の振幅比を用いた探査手法は強震動予測に必要となる堆積盆地構造の推定に有用である。しかしながら、既往の手法は一次元構造(地表面と平行な地層)モデルに基づいており、水平方向に地層形状が変化する領域での適用限界が明確化されていない。そこで、大阪堆積盆地モデルを対象に微動伝播の三次元シミュレーションを行い、水平と上下振幅比を地表面全体について計算した。その結果、堆積層と周辺山地との境界域など地層の形状が水平方向に変化する領域では一次元モデルによって求めた堆積層厚さは実際とは全く異なることを示した。
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第13回日本地震工学シンポジウム論文集
ページ: 2430-2437
第38回地盤震動シンポジウム「短周期地震動の発生要因はどこまで解明されたか」
ページ: 77-84
日本建築学会構造系論文集
ページ: 1453-1460
日本建築学会技術報告集
ページ: 679-684
Proceedings of 14th World Conference on Earthquake Engineering paper No.02-0037 on DVD