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2009 年度 実績報告書

緑化面の日射反射と蒸散作用が建築および周辺環境に及ぼす影響とその機構解明

研究課題

研究課題/領域番号 20560547
研究機関名古屋工業大学

研究代表者

水谷 章夫  名古屋工業大学, 工学研究科, 教授 (60141892)

研究分担者 山崎 真理子  名古屋大学, 生命農学研究科, 准教授 (70346170)
キーワード緑化 / 蒸散作用 / 日射反射 / 微気象 / 省エネルギー
研究概要

ヒートアイランド現象の顕在化、地球温暖化や化石資源の枯渇に対する懸念等を背景として、都市・建築環境においては、都市や建築物の緑化による室内温熱環境の改善効果が期待されている。しかし、緑化による室内温熱環境の改善効果について、現段階の知見は定性的なものに留まっており、定量化および熱・湿気環境に及ぼす影響の機構解明はなされていない。したがって、建築環境の設計において緑化を効果的に導入するためには、緑化の効果を定量評価するとともに、蒸散作用や日射遮蔽効果が建築環境・周辺環境に及ぼす影響についての機構を解明する必要がある。本研究では、建築環境の改善における緑化効果についてその定量的な評価を図るとともに、特に熱・湿気環境に焦点を当てて緑化効果の機構解明を目指す。具体的には、下記の4項目について研究を実施する。本研究を遂行する上で最大の阻害要因は天候や試験現場の状況であり、これらに左右される研究項目については複数年度に亘って計画した。
平成21年度は昨年度に引き続き,計画に基づき研究を行った。実施状況を併せて記す。(1)緑化植物の蒸散量定量化…「単位植栽面積(1m^2)当たりの蒸散量測定」の測定を開始。日射熱を受けた植栽の蒸発特性ならびに湿気伝達率を定量評価。(2)植物の蒸散による熱・湿気微気象環境の把握…「微気象測定装置を用いた測定」を開始。(3)建築物内の熱環境における屋上・壁面緑化の冷暖房負荷低減効果…緑化建物の冷暖房負荷測定を実施し,その効果を定量評価。(4)緑化面の日射反射による照り返しが室内熱環境に及ぼす影響…測定装置を開発、測定を開始。ただし、天候および試験実施現場の急変で追試が必要。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010 2009

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 日射熱を受けた植栽の蒸発特性ならびに湿気伝達率に関する研究2010

    • 著者名/発表者名
      森本尚揮, 難波拓也, 石川雅章, 山崎真理子, 水谷章夫, 大澤徹夫
    • 学会等名
      2009年度日本材料学会東海支部学術研究発表会
    • 発表場所
      名古屋大学
    • 年月日
      2010-02-21
  • [学会発表] 植栽の蒸散変動量に関する実験的研究2009

    • 著者名/発表者名
      石川雅章, 松本浩明, 水谷章夫, 山崎真理子, 大澤徹夫
    • 学会等名
      日本建築学会2009年度大会 (東北) 学術講演会
    • 発表場所
      東北学院大学 (仙台)
    • 年月日
      2009-08-26

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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