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2008 年度 実績報告書

渦相関法とシンチレーション法を併用した街区スケールの熱収支実測と数値モデル評価

研究課題

研究課題/領域番号 20560554
研究機関日本工業大学

研究代表者

成田 健一  日本工業大学, 工学部, 教授 (20189210)

研究分担者 石田 武志  日本工業大学, 工学部, 講師 (50438818)
キーワード顕熱フラックス / ヒートアイランド / 大気安定度
研究概要

本研究は、シンチレーション法と渦相関法の同時長期観測を行うことにより、それぞれの測定法のソースエリアを注意深く解析し、渦相関法の値を援用しながらシンチレーション法における有効高さの算定を行うことを研究目的としている。また、同時に行う渦相関法のための乱流計測値からパス高さにおける摩擦速度の値を求め、自然対流以外の条件における適用可能性についても検討するとした。
20年度は、当初から計画していた、中央区役所屋上と旧・丸の内庁舎の屋上を利用して、2月と3月の約2ヶ月間にわたって実測を行った。これは、安定成層条件が得やすい寒候期を意図したものである。データは現在解析中である。また、シンチレーション法の基礎的な検討として、現在長距離シンチロメータ(BLS)でデフォルトとして使用されている計算式が、自由対流が卓越する日中の不安定成層を仮定しているため、これ以外の大気安定度条件では、顕熱フラックスの算定値がどれくらいずれてくるのかの確認が重要となる。そこで、原理的にはBLSと同じである短距離用のシンチロメータ(SLS)を用いて、この点に関する渦相関法との比較実験を、本学キャンパス内にあるスケールモデル実験サイト(100m×50m)で実施した。
数値シミュレーションに関しては、住宅地図を購入し、検証計算の準備を進めた。なお、21年度には有効高度の算出をレーザー計測による都市形状データを用いて行い更なる精度向上を目指す。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] Sensible heat flux measurement using scintillometry over urban area.2008

    • 著者名/発表者名
      H. Sugawara, K. Narita I. Misaka, H. Yokoyama
    • 学会等名
      5^<th> apanese-German Meeting on Urban Climatology
    • 発表場所
      Freiburg大学, Germany
    • 年月日
      20081000
  • [学会発表] 都市キャノピィーの熱輸送パラメータ2008

    • 著者名/発表者名
      菅原広史, 成田健一, ほか6名
    • 学会等名
      日本気象学会
    • 発表場所
      横浜開港記念館
    • 年月日
      20080500

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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