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2009 年度 実績報告書

視覚障害レベルに応じた疑似体験による公共施設の分かりやすさ評価に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 20560580
研究機関大阪市立大学

研究代表者

森 一彦  大阪市立大学, 大学院・生活科学研究科, 教授 (40190988)

研究分担者 戒田 真由美  大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 講師 (70336767)
キーワード視覚障害 / 疑似体験 / 公共施設 / わかりやすさ / バリアフリー新法
研究概要

2006年バリアフリー新法下において重要となる、視覚障害レベルに応じた公共施設のわかりやすさに関する系統的評価を実現するための「視覚障害レベルに応じた疑似体験のシステム」の開発とその有効性検討を目的とする。第2年目は第1年目に開発した視覚障害レベルに応じた視覚映像実験装置を活用して、迷路における視覚障害レベルの特性、および空間的対処法(目印、ライン)における特性と視覚レベル閾値を明らかにした。
具体的には以下の3つの実験を行った。
(1) グリッド迷路における視力低下の実験
視力低下再現映像処理の多段階レベルごと、迷路での探索課題を実施し、映像処理レベルと探索行動との関係を分析した。
(2) グリッド迷路における目印効果の測定
グリッド迷路環境で視力低下再現映像処理の多段階レベルごとに探索課題を実施し、迷路内における各種の目印の効果の特徴と視覚レベルの閾値を計測した。
(3) グリッド迷路におけるライン効果の測定
グリッド迷路環境で視力低下再現映像処理の多段階レベルごとに探索課題を実施し、迷路内における各種のライン(経路床面上の線)の効果の特徴と視覚レベルの閾値を計測した。
この結果、開発した「視覚障害レベルに応じた疑似体験システム」による空間探索実験の有効性を確認したと共に、公共施設でのわかりやすさ評価実験として、「目印」と「ライン(床上線)」の特性と視覚障害レベルの閾値を測定した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 画像処理による視力低下再現手法の検討-視覚障害レベルに応じた視力低下再現環境の開発 その12009

    • 著者名/発表者名
      森一彦、中山曜、中屋昌之、酒井英樹、戒田真由美、柴田良一
    • 雑誌名

      日本建築学会地域施設計画論文 27

      ページ: 11-16

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 画像処理を用いた視力低下再現環境の経路探索における有効性の検討-視覚障害レベルに応じた視力低下再現環境の開発 その22009

    • 著者名/発表者名
      森一彦、中山曜、中屋昌之、酒井英樹、戒田真由美、柴田良一
    • 雑誌名

      日本建築学会地域施設計画論文 27

      ページ: 17-27

    • 査読あり
  • [学会発表] 画像処理を用いた視力低下再現環境における経路探索2009

    • 著者名/発表者名
      中屋昌之、中山曜、森一彦、酒井英樹、戒田真由美、柴田良一
    • 学会等名
      日本建築学会大会
    • 発表場所
      東北工業大学
    • 年月日
      2009-08-26

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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