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2008 年度 実績報告書

構法属性要求に基づく構法の体系的整理に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 20560589
研究機関東京理科大学

研究代表者

真鍋 恒博  東京理科大学, 工学部・第一部, 教授 (10084378)

研究分担者 池尻 隆史  東京理科大学, 工学部・第一部, 助教 (10408718)
キーワード建築構法 / 体系化 / 構法属性 / 建築計画 / 建築設計
研究概要

研究計画に従い、本年度は建物のファサードを対象とし、調査・分析を加えた。現代の建築におけるファサードには多様なデザインが見られるが、その実現には外壁として性能・機能と矛盾する場合がある。こうした矛盾の解決手法は、一部の専門家や建材メーカーの知識や技術に頼る傾向にあり、その全体像は明らかでない。本年度はこのような視点のもと、様々なファサードの設計手法に対し、構法の体系化理論を適用し、デザインの実現の上で重要なディテールの解明を目指した。
本研究では意匠設計を「構法の属性を操作する行為」と定義し、造形原理を客観的に把握することを目指している。収集したファサード設計の手法は、「構法レベルごとの構成要素」とその「属性の操作」によって分類・整理した。ここから構法上の問題点が多い「属性の操作」に対する要求を抽出し、これらを「構法属性要求」と位置づけた。一方でファサード設計に関わる機能的側面の要求を網羅的に収集し、「構法属性要求」との適合性について分析している。一連の検討からは、ファサード設計における構法属性要求に対応する典型的なディテール手法が抽出された。ファサードに関して「要素をなくす」が代表的な構法属性要求の一つと位置づけられることが一連の検討から明らかとなり、具体的なディテール設計手法や求められる機能的要求との調整手法など関連する様々な知見を収集している。
本論文で収集した手法は資料カードとして系統的に蓄積している。次年度以降の研究成果とあわせて、将来的には設計資料として公開可能な状況に整備することも予定している。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 構法の属性の操作から見た階段の設計手法の体系的整理「面材を薄く見せる手法」について2008

    • 著者名/発表者名
      蛭田明希真鍋恒博
    • 学会等名
      日本建築学会大会学術講演
    • 発表場所
      広島大学
    • 年月日
      20080900

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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