• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2010 年度 実績報告書

集合住宅の集住体における児童をとりまく生命・成育環境の計画に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 20560590
研究機関日本大学

研究代表者

大内 宏友  日本大学, 生産工学部, 教授 (00203711)

研究分担者 山田 悟史  立命館大学, 理工学部, 助教 (00551524)
キーワード子供 / 生命 / 環境 / 集合住宅 / 環境認知 / 救急医療 / 適正配置 / 圏域
研究概要

5ヵ年計画の3年度目に当たる当該年度は、集住体における児童をとりまく生命・成育環境の子供を育むネットワークモデルの構築に向け、周辺環境も含めた中層集合住宅(パティオス)の集住体における環境認知の調査を行い、「幕張ベイタウンの沿道囲み型住宅」を計画手法構築の資料として居住者の認知特性と変化要因及びその構造を考察する事が出来た。具体的には、
(1)研究対象地「幕張ベイタウン」の居住者全体の環境認知領域、全体を構成する中層住棟・高層住棟・超高層住棟ごとの「わたしのまち」「身近な水辺」「身近な緑地」「にぎわい」「行動範囲」「近隣住民意識(水平)(垂直)」の認知領域を可視化した。
(2)数量化三類による因子軸の抽出を用いた認知特性構成要因及び変化要因の分析を行った。中庭型沿道住宅の居住者の「近隣住民意識(水平)」認知項目において、「定住性」「近隣住民認知領域の形成」「中庭の自由度」の因子が重要な指標であると考察した。
(3)クラスター分析による類型化特性分析により、数量化III類より得られた「定住性」「近隣住民認知領域の形成」「中庭の自由度」の因子によって中層住棟の居住者を4つに類型化することが出来た。
類型化ごとの認知領域図を作成し、因子の影響によって異なる認知領域の広がりを見せる居住者の考察を得た。結果として「定住性」「近隣住民認知領域の形成」「中庭の自由度」を認知特性変化及びその構造の重要な要因であることを解明し、同時に数値的に明示した。そしてそれらの変化要因と構造から形成される各認知領域の特性について考察する事が出来た。このことより得られた成果は、建築・都市設計及び地域計画を行う際の基礎的データとして用いる事が可能であると考えれれる。

  • 研究成果

    (7件)

すべて 2010

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (5件)

  • [雑誌論文] 簡易な耐震診断法による木造住宅の.耐震性に関する統計量の推定2010

    • 著者名/発表者名
      大内宏友
    • 雑誌名

      日本大学生産工学部研究報告A

      巻: 43巻1 ページ: 11-15

    • 査読あり
  • [雑誌論文] VISIBLE SPACE BY LANDSCAPE RECOGNITION OF LOCAL INHABITANT AND ITS COMPOSITION IN JAPAN2010

    • 著者名/発表者名
      大内宏友
    • 雑誌名

      29th International Conference on Ocean, Offshore and Arctic Engineering

      巻: 29 ページ: 4-6

    • 査読あり
  • [学会発表] 救急医療システムのドクターヘリと地域の連携による医療圏域の構築について その1-ドイツと日本におけるドクターヘリ運用と実態について-2010

    • 著者名/発表者名
      大内宏友
    • 学会等名
      日本建築学会
    • 発表場所
      日本建築学会大会・富山大学
    • 年月日
      2010-09-11
  • [学会発表] 救急医療システムのドクターヘリと地域の連携による医療圏域の構築について その2-千葉県における救急医療システムのドクターヘリ運航による有効な圏域について2010

    • 著者名/発表者名
      大内宏友
    • 学会等名
      日本建築学会
    • 発表場所
      日本建築学会大会・富山大学
    • 年月日
      2010-09-11
  • [学会発表] 簡易な耐震診断法による木造住宅の耐震性能評価に関する研究-その1 簡易な耐震診断法の概要2010

    • 著者名/発表者名
      大内宏友
    • 学会等名
      日本建築学会
    • 発表場所
      日本建築学会大会・富山大学
    • 年月日
      2010-09-11
  • [学会発表] 簡易な耐震診断法による木造住宅の耐震性能評価に関する研究-その2精度検討及び実施例-2010

    • 著者名/発表者名
      大内宏友
    • 学会等名
      日本建築学会
    • 発表場所
      日本建築学会大会・富山大学
    • 年月日
      2010-09-11
  • [学会発表] 教育環境としての街の空間構成と児童のイメージ構造に関する研究幕張と月島における実空間と児童のイメージとの関係性について2010

    • 著者名/発表者名
      大内宏友
    • 学会等名
      日本建築学会
    • 発表場所
      日本建築学会大会・富山大学
    • 年月日
      2010-09-09

URL: 

公開日: 2012-07-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi